2022年12月15日木曜日

中国新聞の書籍ランキング不正疑惑について

 中国新聞では広島県内にある書店の書籍売り上げランキングを掲載することがある。
(広島県内の全書店ではなく、特定の1店舗のランキング。掲載は不定期)

そのランキングで毎回1位を獲得するのが「天風録書き写しノート」というものだ。
これは何かというと、中国新聞に毎日掲載されている(中国新聞の記者が書く)コラムを書き写させるためのノートである。

値段は200円(税込み)
自社のコラムを書き写させるためだけのノートなので、当然だが中身は無い。
中身の無い200円のノートを「書籍」としてカウントし、ベストセラーのトップに立たせているのである。

上にも書いたが、このランキングは広島県内の全ての書店を合計したものではなく、特定の1店舗のみのランキングである。

ということは、中国新聞および係累の団体などが、その店舗でノートをまとめて購入した日のランキングを掲載すれば、必ず1位を取ることも難しくないだろうと推測できる。
実際、このノートは何年もの間、毎回トップを飾っているのだ。


なお、以前はフタバ図書のランキングが掲載されていたが、今はジュンク堂のランキングになっているようである。
フタバ図書は数年前に発覚した粉飾決済のあおりで店舗の閉鎖が相次いでおり、ジュンク堂にその役目を引き継がれたと思われる。(2021年09月12日)

(2022年12月15日追記)
2022年12月の朝刊でもランキング入りを確認。

(2021年9月12日付 中国新聞より)


0 件のコメント:

コメントを投稿